Bad Apple!! PV-FC

最新版 : Bad Apple!! PV-FC 2.5

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解説 (2009-12-14)

ようやく公開できたので、忘れない内に解説をば。

そもそもの始まりは11月の頭に、
1回のVBlank中にBG属性64バイト全てを書き換えて、
FCで全画面アニメーションさせることを思いついたことでした。
最初はドット一つが16×16・4色という
非常にストレートな構成で実験していましたが、
色を2色にする代わりにドット一つを8×16または16×8にできる事に気づき、
「今、2色な動画といえば影絵だよなー」
ということでこのプログラムを作り始めました。

この手法では原理上60fpsを出せますが、
今回は元の動画に合わせて30fpsに抑えています。
最初は画像データが無圧縮(6568枚×64バイト=410.5KB)で
512KBのPRG-ROMが必要な状態でしたが、
1コマ前の絵との差分を持たせるようにしたりすることで、
画像データ・曲データ・プログラム全て合わせて128KBに収められました。
CHR-ROMは8KBですが実質4タイル分しか使っていません。

スプライトは全く使っていません。
スプライトデータのDMA転送を行う余裕は十分にあるものの、
今回は純粋にBG属性書換えのみによる効果を見たかったもので。

絵がガタガタのモザイク状なのが一番の突っ込み所とは思いますが、
画質を犠牲にして高速動作・画像データの省サイズ化を図る
手法なので仕方ありません。犠牲にしすぎですか^^;
参考までに、単純に1画面全てをBG書換えしようとすると、
最速でも4フレーム(=15fps)かかるようです。
その分、8×8ドットのタイルの組み合わせにより細かな表現ができますが、
1コマの画像データは大きくなるので、影絵を実現するとなると、
圧縮効率を高めるか、サイズの大きなROMを用いる必要が出てくると思います。


[$60]